将来の肌のためにも重要!赤ちゃんのスキンケア

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モチモチ、スベスベの赤ちゃんの肌。スキンケアなんて必要ないように思いますが、赤ちゃんの肌は未熟でデリケート。乾燥しやすく、ちょっとした刺激でも肌トラブルを起こしやすくなります。

赤ちゃんの頃からのスキンケアが将来の肌を決めるとも言われているため、この時期からケアすることが大切です。

赤ちゃん

こんなにデリケート!赤ちゃんの肌の特徴

無防備で傷つきやすい赤ちゃんの肌。まずは赤ちゃんの肌の特徴をしっかり理解しておきましょう。

角質層の厚さは大人の半分

赤ちゃんの肌は、大人に比べると皮膚がとても薄いのが特徴です。

皮膚組織の構造自体は、角質層を含む表皮、真皮、皮下組織の3部構造で大人と変わらないのですが、その厚みはすべてが薄く、角質層の厚さは大人の半分以下しかありません。

角質層は、体の一番外側にあって、体内の水分の蒸発を防ぎ、細菌やアレルゲンなど外部の刺激の進入を防ぐバリアの働きをしていますが、角質層が薄い赤ちゃんの肌は、当然バリア機能も未熟な状態です。

そのため赤ちゃんの肌は、大人よりも乾燥しやすく、細菌なども入りやすくなって肌トラブルを起こしやすくなるのです。

また、皮膚が薄い赤ちゃんの肌は、ちょっとした刺激や摩擦でも傷つきやすく、赤ちゃん自身の引っ掻き行為でもバリア機能を壊して、肌トラブルを悪化させてしまうことがあります。赤ちゃんの爪は思いのほか伸びる速度が速いので、こまめに切ってあげる必要があります。

もちろん、スキンシップやスキンケアで赤ちゃんの肌に触れるときは、肌を傷つけないように優しく触れること。指輪やアクセサリーにも注意が必要です。

汗をかきやすく、新陳代謝も活発

赤ちゃんはとても汗っかきです。

それもそのはず、体は小さいのに汗腺の数は大人と変わりません。しかも、体温が高く、新陳代謝も活発なため、たくさんの汗をかきます。デリケートな赤ちゃんの肌には、汗や汚れも肌に刺激を与える原因になります。

また、汗以外にもよだれや涙、おしっこやうんちなど、実はたくさんの刺激物や汚れに触れる時間が長いのも赤ちゃんの肌の特徴。その刺激物自体がデリケートな赤ちゃんの肌に悪影響を与えるだけでなく、汚れたおしりをふき取る、擦るなどの摩擦でさらに肌を刺激して肌荒れを起こしやすくなるのです。

新生児以降で肌質が変化

肌が薄く、バリア機能が未熟な赤ちゃんですが、生後1ヵ月ぐらいまでの赤ちゃん(新生児)は、お母さんのホルモンと赤ちゃん自身のホルモンの影響で、たっぷりの皮脂に覆われて肌も守られています。

ところが、1ヵ月を過ぎた頃からホルモンの影響がなくなり、急激に皮脂量が減少していきます。皮脂量が減った赤ちゃんの肌はバリア機能が低下し、生後3ヵ月頃から肌が乾燥しやすくなります。

だからこそ、赤ちゃんの肌を守るためには、生後3ヵ月頃からのスキンケアが大切になってくるのです。

かゆみのある赤ちゃん

肌トラブルとアレルギーの関係性

バリア機能が未熟で、刺激や摩擦の影響を受けやすい赤ちゃんは肌荒れしやすく、ケアを怠るとあせもやとびひ、湿疹やおむつかぶれなどを引き起こしてしまいます。

そして気になるのが肌トラブルとアレルギーとの関係。赤ちゃんの場合、肌荒れや湿疹で肌のバリア機能が壊れてしまうと、ダニや食べ物などの刺激を受けやすくなり、アレルギーの発症につながる可能性があると言われています。

適切なスキンケアを行うことで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが低下したという研究結果も報告されています。

また、アトピー性皮膚炎については、お父さんとお母さんの両方、またはどちらかがアトピー性皮膚炎である場合や、秋冬の乾燥した季節に生まれた赤ちゃんは、アトピー性皮膚炎を発症しやすいという報告もあります。お肌のカサつきや赤ちゃんがかゆがっているような気になる症状があれば、肌トラブルを未然に防ぐためにも、しっかりスキンケアしてあげましょう。

赤ちゃんのスキンケアで重要な3つのポイント

赤ちゃんの肌を健全に保ち、将来に不安のない強い肌を育てるためには、「清潔に保つ」「バリア機能を高める」「紫外線から守る」の3つのポイントをおさえたスキンケアを行いましょう。

汚れやすい赤ちゃんの肌を洗浄によって清潔に保ち、未熟なバリア機能を整え守ってあげることで強い肌を作ります。また、皮膚が薄くバリア機能が未熟な赤ちゃんの肌は、大人以上に紫外線による悪影響を受けやすいため、紫外線対策もしっかりする必要があります。

では、具体的なケアについて見ていきましょう。

入浴する赤ちゃん

肌を清潔に保つケア

■入浴

新生児~3ヵ月頃までの赤ちゃんは、皮脂が多く、汚れがきちんと落ちていないことで肌荒れしている可能性もあります。しっかり洗って汚れを落とし、清潔にすることが大切です。

お湯の温度は、37~38度ぐらいのぬるま湯で。熱すぎるお湯は赤ちゃんの肌を刺激してしまいます。また、赤ちゃんは体温が高く、のぼせやすいので長湯は禁物です。2~3分を目安に洗ってあげましょう。

石けんや入浴剤は、肌のバリアを傷めず、刺激が少ないものを選び、石けんはよく泡立てて優しくなでるように洗っていきます。耳の裏や関節のくびれなども洗い残し、すすぎ残しのないように注意しましょう。

■おむつ替え

赤ちゃんのおしりは、おむつに覆われて高温・高湿で肌がふやけやすい状態です。そこにおしっこやうんちなどの刺激物が触れたままだと、おむつかぶれなどの肌荒れを起こしてしまいます。また、汚れを拭くたびに刺激や摩擦を与えて、さらに肌のバリア機能を低下させてしまいます。

おむつ交換はこまめに行い、汚れはこすらずにそっと拭くか洗い流すように。洗った後は、しばらく乾燥させてから、おむつを着ける前にワセリンなどの皮膚保護剤を塗ってケアしてあげましょう。

バリアケア

肌のバリア機能に欠かせない皮脂は、生後3ヵ月以降には急激に減少し、デリケートな赤ちゃんの肌は無防備な状態になります。この時期には、赤ちゃんの未熟なバリアを整え守り、健やかで強い肌を育てるバリアケアを始めましょう。バリア由来の肌トラブルは、大人と同様にバリア機能を高めることで予防したり改善したりすることができます。

バリア機能を高めるには、本来肌が持っているうるおい成分のセラミドの生成力を高め、バリア機能を整えて、自らうるおいを保てる肌を育てるケアも重要です。

赤ちゃんのスキンケアに使うローションやクリームは、外側から保湿するだけでなく、内側からも保湿力を高めるダブルケアができるものがおすすめです。

お手入れするタイミングは、お風呂上がり、おむつ替え、汗をかいた後など。特に入浴時は肌のバリアが不安定になりやすく、お風呂上がりは乾燥が進みやすいので丁寧にケアすることを忘れずに。また、乾燥する冬だけでなく、1年を通じてケアしてあげましょう。

紫外線対策

紫外線の影響を受けやすい赤ちゃんにとって、強い日光を長時間浴びることは禁物です。

紫外線が強い時期や時間帯の外出は控え、外出するときは、朝夕の涼しい時間帯に帽子や衣類、ベビーカーの日除けなどを利用して、紫外線が直接赤ちゃんに当たらないように工夫しましょう。

長時間の外出や紫外線が強い時間帯の外出の場合は、赤ちゃん専用の日焼け止めを活用するのも効果的です。

日焼け止めの使い方は、基本的に大人と同じです。使用量や用法を守り、塗り残しのないように丁寧に優しく塗ってあげましょう。また、日焼け止めの効果を発揮させるためには、2~3時間ごとに塗り直すこと。帰宅後は、日焼け止めの成分が肌に残らないように石けんでキチンと落としてあげましょう。

外出する子供

肌が薄く、バリア機能が未熟な赤ちゃんにスキンケアは不可欠です。赤ちゃんの頃からバリア機能を整え、守るケアを続けていれば、大人になっても健康でトラブルの起きにくい肌が育つと言われています。赤ちゃん特有のきめ細かく、柔らかな肌を将来の肌にもつなげるために、毎日のスキンケアを丁寧に続けていきましょう。

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