老けてみえる?目立ち始めた白髪対策

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初めて見つけた時にはショックを受け、増え始めると不安になる白髪。黒髪に白髪が混じりだすと実年齢よりも老けた印象を与えることもあり、鏡を見ながら「これ以上増えないで」と、思っている方も多いのではないでしょうか。

それにしてもなぜ白髪が生えてしまうのでしょうか?まずは白髪の生えるメカニズムや原因を理解して、増やさないためのケアを始めましょう。

白髪

白髪とは?

みなさんは、髪の毛が生まれた瞬間は白髪だということをご存知ですか?

髪の毛は、毛根の先端にある毛球部で作られますが、生まれたばかりの髪の毛は、年齢に関係なく白い色をしています。

それがなぜ黒くなるかというと、髪の毛が生まれると毛球部にあるメラノサイト(色素形成細胞)でメラニン(黒い色素)が作られます。このメラニンが髪の内部に取り込まれることで黒く色づき、黒髪になるのです。

このように髪の色はメラニンによって変化します。メラニンの量が多いほど髪は黒くなり、メラニンがなければ黒髪にならずに白髪のまま生えてきます。

つまり白髪になるのは、何らかの要因でメラノサイトが働きが衰えたり、停止したりすることで、メラニンを作らなくなってしまうことで起こる現象なのです。

悩む女性

白髪を招く要因

白髪になるのは、メラニンを作るメラノサイトの機能低下が根本的な原因です。では、何がメラノサイトの機能を低下させているのでしょうか?調べてみるとその要因は1つではなく、複数の原因が絡み合って引き起こされていることもあるようです。

■加齢

白髪を招く要因として、まず考えられるのが加齢によるものです。年を重ねるとメラノサイトの働きが衰えてきます。

また、成長ホルモンや女性ホルモンのエストロゲンの分泌量も加齢によって低下します。

成長ホルモンは細胞のダメージを修復し、新陳代謝を高める働きがあるため、分泌量が減ると白髪や抜け毛が増えてきます。

一方、髪の成長を促す働きのあるエストロゲンには、血管拡張作用もあり、分泌量が減ってその作用が弱まると頭皮に栄養が届きにくくなり、白髪が出やすくなってしまいます。

■栄養不足

メラニンを作り出すメラノサイトが活発に働くためには、ミネラルをはじめ、アミノ酸やビタミンなどの栄養が必要です。当然、これらの栄養素が不足すればメラノサイトの機能も低下します。

また、ミネラルやビタミン、良質のタンパク質が不足すると内臓の働きが衰え、血流量が減ってしまいます。すると髪や頭皮に必要な栄養素が十分に届かなくなり、白髪になりやすくなります。

■ストレス・生活習慣の乱れ

「心労が重なると白髪が増える」と言われますが、ストレスも白髪を招く大きな要因の一つです。ストレスが蓄積して自律神経が乱れると血行不良を起こし、髪や頭皮に必要な栄養素が十分に届かなくなってしまいます。

また、栄養バランスの悪い食事や寝不足、過剰飲酒や喫煙なども血行不良につながり、頭皮が栄養不足になって白髪になりやすくなります。

■紫外線

「メラニン不足が白髪の原因なら、紫外線を浴びてメラニンを増やせばいいのでは?」と思うかもしれませんが、これは間違いです。

確かに肌は紫外線の刺激によってメラニンを作りだしますが、肌と髪ではメラニン生成のプロセスが違います。髪の場合は紫外線を浴びると髪や頭皮がダメージを受け、メラノサイトの機能低下につながってしまいます。

白髪は主に頭頂部の分け目とこめかみ横の生え際にできることが多いのですが、頭頂部の分け目は紫外線による光老化の影響が大きいと言われています。一方、生え際部分は、光老化に加えストレスの影響が大きいと言われています。

いずれにしろ白髪防止には、髪と頭皮の紫外線対策が必要です。

■遺伝

白髪になりやすい人とそうでない人は、遺伝的な要因が強いと言われています。特に10代~20代で白髪が出はじめる若白髪は、その傾向が強いと考えられていますが、白髪と遺伝の因果関係は実はまだすべて解明されているわけではありません。

親子だと体質や生活環境が似ていることが多く、その環境が白髪になりやすい要因を含んでいれば共に白髪が出やすくなります。

シャンプー

白髪ケア

白髪対策には、メラノサイトの機能低下に影響を与える血行不良や頭皮環境の悪化を改善し、頭皮へしっかりと栄養を送るケアが必要です。

頭皮の清潔と健康を保つ

毛穴のつまりやフケなど、清潔な状態が保てていないと頭皮環境が悪化し、毛根にダメージを与えてしまいます。

まずは正しい髪の洗い方を習慣づけましょう。

ブラッシングで髪の絡みやホコリを取ったあと、シャンプーをつける前に、37度程度のぬるま湯で髪だけでなく頭皮もしっかり洗って汚れを流します。これだけでも汚れの70%程度を落とすことができます。

髪を洗うときは、爪を立てたりゴシゴシ洗いはNG。特に頭皮は指の腹でマッサージするように丁寧に洗いましょう。

最後のすすぎは、耳の周辺や襟足などのすすぎ残しがないように、しっかりと洗い流しましょう。すすぎが不十分だと、フケやかゆみの原因になります。

白髪が気になる場合には、抗酸化成分配合アイテムや白髪専用シャンプーを活用したお手入れもおすすめです。

頭皮マッサージで血行を促す

頭皮の血行促進には、頭皮マッサージが効果的です。

シャンプー時やお風呂上がりの清潔な頭皮を、指の腹を使ってやさしくもみほぐすようにマッサージしてみてください。頭皮の細胞に必要な栄養素がしっかりと行きわたるようなり、健康で美しい髪が生まれます。

また、血行が良くなると新陳代謝が高まり、毛穴に詰まった皮脂などの老廃物もスムーズに排出されるようになります。

ゴールデンタイムに質のいい睡眠をとる

寝不足や質の悪い睡眠が続くと、日中に受けた細胞のダメージを修復できず、また新しい細胞をうまく作り出すこともできずに頭皮環境を悪化させてしまいます。

頭皮の健康のためには、成長ホルモンの働きが活発化するという、22時~2時の「ゴールデンタイム」に、質のいい睡眠をしっかりとりましょう。

生活習慣を見直す

バランスのとれた食事に適度な運動、ストレスや疲れをためずにしっかり睡眠をとる、お酒の飲み過ぎやタバコの吸い過ぎに注意するなど、生活習慣を見直して血行不良を起こさない生活を送ることも白髪予防には必要です。体の健康のためにも規則正しい生活習慣を心がけましょう。

髪の分け目を変える

髪の分け目を定期的に変えて、髪や頭皮が受けるダメージを分散することも白髪対策にはおすすめです。白髪が増えるのを防ぐことができ、すでに出た白髪もヘアアレンジで隠したり、目立たなくしたりすることができます。

また、黒髪の中で目立つからと無理に抜いてしまうと毛根を傷つけ、頭皮環境も悪化させてしまいます。数本であれば根元からハサミで切るか、部分染めなどを活用しましょう。

白髪予防の食べ物

最後に白髪予防に効果的な食べ物をご紹介します。

頭皮や髪のもととなる栄養素は、「ヨード」「チロシン」「銅」の3つです。

「ヨード」は、メラノサイトの働きをよくする栄養素で、ワカメや昆布などの海藻類や魚介類に多く含まれています。

「チロシン」は、メラニンを作るために必要な栄養素で、ストレスを軽減させる働きもあります。チーズや大豆などのタンパク質や乳製品に多く含まれています。髪の毛は夜作られるので、夕食時に食べるとメラニン量アップに効果があると言われています。

「銅」は、チロシンの働きを活性化するのに欠かせないミネラルで、大豆やニンニク、魚介類などに多く含まれています。ミネラルは体内で作り出すことができないので、毎日の食事からバランスよく補うことが大切です。

美しい髪

気になる白髪も、日頃から頭皮を清潔に保ち、血行不良や栄養不足にならないように気をつけていれば予防したり進行を遅らせたりすることができます。ツヤのある黒髪を少しでも長くキープするために、白髪になりにくい生活習慣と丁寧なヘアケアを心がけましょう。

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