冬にパサつく髪のうるおいケア

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気温も湿度も下がる冬は、髪がパサつきがち。スタイリングしてもうまくまとまらず、急いでいるときは帽子をかぶってごまかすという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

けれどパサつく髪をそのままにしてケアを怠ると、切れ毛や枝毛などのさらなるトラブルにつながりやすく、頭皮にも悪影響を与えてしまいます。

女性の髪

パサついた髪はこんな状態

パサついたり広がったりする髪は、髪の表面を覆っているキューティクルが傷ついている状態です。

髪が傷つくと、ウロコ状のキューティクルがところどころめくれ上がったり、剥がれたりして、髪の内部の水分やタンパク質が流れ出てしまいます。

健康な髪に含まれる水分は約12~13%と言われていますが、水分が蒸発してそれ以下になると乾燥し、髪がパサついてしまうのです。

また、髪内部のタンパク質が流れ出てしまうと内部が空洞になり、そこに水分が入り込みます。すると部分的に水分量の増えたところの髪が膨張し、うねりを起こして髪が広がってしまいます。

キューティクルが傷つく原因としては、紫外線、パーマ・カラー、摩擦や熱などが考えられます。キューティクルは一度剥がれてしまうと再生しないので、健康で美しい髪をキープするには、日々のケアでキューティクルを守り、整えることが大切です。

冬に髪がパサつく原因

冬に髪をパサつかせる原因の一つは、乾燥です。

気温が低下する冬場は空気が乾燥し、室内も暖房の影響で湿度が低下しています。湿度が約60%を下回ると髪の水分蒸発が激しくなり、キューティクルが剥がれやすくなります。

また、湿度が40%以下になると静電気が発生しやすくなります。すでに乾燥によってパサついている髪は、静電気の刺激でさらに傷み、切れ毛や枝毛などを引き起こすこともあります。

冬の寒さによる血行不良も髪のパサつきにつながります。

体が冷えて栄養を運んでくれる血液の流れが悪くなると、頭皮に十分な栄養が届かなくなります。すると健康な髪の成長が期待できず、弱々しくパサつきやすい髪に。また、生えたときから状態の悪い髪はダメージを受けやすく、トラブルを起こしやすくなります。

暖房

パサパサ髪を防ぐうるおいケア

髪のパサつきは、日々の間違ったお手入れで悪化させてしまうことがあります。ダメージに負けない、健康な髪を保つために、キューティクルや頭皮を傷つけない正しいお手入れ法を身につけましょう。

インバスケア編

■正しい髪の洗い方

【1】まずブラッシングを
髪を濡らす前に、まずブラッシングで絡みやホコリをとっておきます。頭皮の血行を促進し、髪についている汚れが取れるので、シャンプーの泡立ちがよくなり、髪への摩擦が軽減します。

【2】予洗いをする
シャンプーをつける前に、37度程度のぬるま湯で髪だけでなく頭皮もしっかり洗って汚れを流します。洗う目安は1~3分程度。これだけでも汚れの70%程度を落とすことができます。

【3】しっかりと泡立てて洗う
シャンプー液を手でよく泡立ててから髪の根元全体につけ、十分に泡立つまでもみ洗いをします。シャンプー液をそのまま頭皮につけてしまうと、汚れが落ちないだけでなく、毛穴にシャンプーが詰まる原因にもなるので注意してください。

洗うときは決して爪は立てず、力任せにゴシゴシこするのも我慢。指の腹で頭皮をマッサージするように洗います。丁寧に頭皮を洗ったら、髪全体に泡を広げて、髪の表面をやさしく洗っていきます。

【4】十分に洗い流す
最後のすすぎは、洗う時間の3倍かけて。耳の周辺や襟足などのすすぎ残しがないようにしっかりと洗い流します。すすぎが不十分だと、フケやかゆみの原因になります。

■蒸しタオルでトリートメント効果をアップ

シャンプー後は、トリートメント(洗い流すタイプ)でケアを。キューティクルを保護するだけでなく、内部にまで栄養成分が浸透して内側からもケアしてくれます。

軽く水を切った髪の毛先から揉み込むようにつけ、頭皮は避けて髪全体に馴染ませます。頭皮に油分の多いトリートメントをつけてしまうと、毛穴詰まりや頭皮トラブルの原因になることがあるので気をつけましょう。

毛先などダメージが気になる部分には重ね塗りを。また、特にダメージがひどい場合は、蒸しタオルやシャワーキャップをかぶって5~10分置くと、トリートメントがより内部に浸透して効果的です。

■頭皮をマッサージして、血行を促す

シャンプー時やお風呂上がりの清潔な頭皮を、指の腹を使ってやさしくもみほぐすようにマッサージして血行を促しましょう。

必要な栄養素がしっかりと行き渡った頭皮からは、健康で美しい髪が生まれます。また、血行が良くなると新陳代謝が高まり、毛穴に詰まった皮脂などの老廃物もスムーズに排出されるようになります。

洗髪

アウトバスケア編

■ドライヤー前にアウトバストリートメントでケア

アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)の成分が髪の表面をコーティングして、ドライヤーの熱から髪を守り、睡眠時の摩擦のダメージを防いでくれます。

アウトバストリートメントでケアする場合は、トリートメントをつける前にタオルドライでしっかりと水気を切っておくこと。水分が多いと、トリートメント成分が薄まったり、髪に馴染みにくくなります。

髪の毛先から揉み込むようにつけ、頭皮は避けて髪全体に馴染ませたらドライヤーで乾かしながらスタイリングします。

■自然乾燥はNG

「髪を傷めたくないから自然乾燥で」という考えは間違いです。濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、そのままでいるとダメージを受けやすくなります。

また、頭皮が湿ったままだと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮トラブルの原因となります。濡れたままにせず、ドライヤーを使って頭皮までしっかりと乾かしましょう。

■正しいドライヤーの使い方

ドライヤーを使う時は、熱や摩擦に弱いキューティクルを傷つけないように、髪から20cm以上離し、同じ場所に長時間当てないようにします。

最後に冷風を当てて冷やすと髪が落ち着き、ツヤのある仕上がりになります。

さらに、ドライヤー後、少量のトリートメントを髪に馴染ませておくと、しっとりした質感に仕上がります。

日常生活でのケア

パサつかず、うるおいのある髪を保つには、日常生活にもうるおいを取り入れた毎日を送ることが大切です。

部屋の中は、加湿器などを活用して乾燥させないようにしましょう。髪にも肌にも良い理想の湿度は、約50~60%と言われています。

血行不良は髪にも体にも良くありません。寒い冬は特に冷えやすいので、入浴はシャワーで済ませず、なるべく湯船にゆっくり浸かり、体を芯から温めてあげてください。日中も温かい飲み物を飲んで、体を冷やさないようにしましょう。

冬に起きやすい静電気を防ぐには、静電気が発生しにくい素材の衣類や組み合わせを選びましょう。静電気が発生しにくい素材は、綿や絹、麻、皮などの天然繊維。また、毛皮とウール、綿と絹など性質の近い素材の組み合わせや同じ素材の組み合わせなら静電気は発生しにくくなります。

食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなども血液の流れを悪くして髪や頭皮に影響を与えます。日々の生活を見直して、規則正しい生活を習慣づけましょう。

美しい髪

パサついて艶のない髪は、老けた印象を与えてしまいます。若々しさを保つためにも日々のお手入れはとても重要です。生活習慣も含めた正しいお手入れで、艶のある美しい髪を取り戻しましょう。

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