梅雨に多い「だるさ」「むくみ」の原因と対策

  • LINEで送る

梅雨時になると、「何となく体がだるい、重い、むくむ」など、体の不調を訴える方が増えます。

しかしその症状は、この時期のぐずついた天気のように、はっきりしないため、特に対策をせず、そのままにしている場合も多いようですが、回復しないまま夏に突入すると、深刻な夏バテにつながってしまうこともあります。

早めの対策で夏に持ち越さないことが大切です。

梅雨

梅雨に「だるい」「むくむ」のはなぜ?

梅雨に体調不良を起こしやすい原因としては、大きく次の3つが考えられます。

■自律神経の乱れ

梅雨に体の不調を感じやすくなるのは、自律神経が乱れることが大きく関係しています。

自律神経には、体を活発にする交感神経と休息させる副交感神経があって、この2つがバランスよく働くことで健康を保っています。反対に、どちらかが強く働いてバランスが乱れると、体のあちこちに様々な症状となって現れます。

梅雨の時期は低気圧が続きますが、気圧の低い時や雨の日は副交感神経が優位に働くと言われています。副交感神経が優位に働くと、体は休息状態が続き、活発な状態に切り替わりにくくなり、だるさや倦怠感、眠気などを感じやすくなるのです。

また、梅雨冷えと蒸し暑さで気温差のある梅雨時は、自律神経が温度調節するためにエネルギーを消費して疲労が蓄積してしまいます。これも体の不調を招く一つと考えられています。

■体内に水分がたまりやすい

湿度が高い梅雨は、発汗がうまくできず、体内に水分がたまってしまうためむくみやすくなります。

また、低気圧の影響による自律神経の乱れで血行不良を起こし、余分な水分や老廃物が回収されにくくなって体内にたまり、むくみへとつながるとも言われています。

■運動不足による血行不良

雨の日には、日課にしていたウォーキングやジョギングなどの運動をさぼりがちになります。これも梅雨時の不調を招く原因の一つです。

運動不足になると血行不良を起こします。血行不良は先にもご紹介したように、むくみの原因となります。

また、運動不足によって筋力が低下すると熱エネルギーを生み出す力が弱くなるので、体が冷えやすくなります。冷えも血管やリンパ管を細くして血行を悪くし、むくみにつながります。

さらにむくんで筋肉が硬くなることで脂肪も燃焼しにくくなり、皮下脂肪がたまりやすくなってしまいます。

雨の公園

梅雨を快適に過ごすには?

だるさ対策

では、どうしたら梅雨を快適に過ごすことができるのでしょうか?

■天気予報をチェック

まずは、今までよりじっくりと天気予報をチェックしてみましょう。天気や気温の変化がわかっていれば、雨が降りそうならカサを、夜寒くなりそうなら1枚羽織ものをなど、予防と対策ができます。

チェックせずに外出して、雨に降られたり、寒気を感じたりすると体に負担がかかるだけでなく、雨に当たって髪が広がる、洗濯物が濡れるなど、イライラも増します。こうしたストレスも自律神経を乱し、体の不調につながってしまいます。

■早起きで交感神経を上げる

梅雨は自律神経のバランスが乱れることでだるさを感じやすくなります。

そこで、日中は交感神経が働いて活発に動き、夜は副交感神経が働いて日中の疲労やダメージを回復するという、正しいリズムに整えることが大切です。

朝は早めに起きて交感神経のスイッチを入れて1日のスタートを切り、日が沈み始める夕方からはゆっくりとリラックスモードに移行。そして夜はしっかりと眠る。そんな自律神経のバランスのとれた生活を習慣づけましょう。

■爽やかな香りで気分をスッキリさせる

ジメジメとして湿気で気持ちまでだるさを感じる時には、体も気分もスッキリさせてくれるハーブを活用するのも効果的です。

おすすめは、ミントやレモンバームなどの清涼感のある香りのハーブ。温かいハーブティーや冷たいフレーバーウォーターにして飲んだり、お風呂に入れて使ったり。ルームフレグランスに使えば、部屋干しや湿気のこもった室内に爽やかな香りが広がり、リフレッシュできます。

ミントティ

むくみ対策

むくみを解消するには、まずは血行をよくすること。そしてむくみを生まない食生活を心がけることも大切です。

■運動で筋肉を動かす

血行促進と筋力アップのために適度な運動を心がけましょう。特別な運動をする必要はなく、散歩やウォーキング、ストレッチなど毎日続けられる運動で十分です。

梅雨時の運動は天候次第になりがちですが、雨が止んでいるときはなるべく外に出るようにして、雨の日も屋内でできるストレッチやヨガなどで体を動かしましょう。階段の上り下りだけでも筋力アップに役立ちます。

■入浴は湯船につかり、入浴後はマッサージで血行促進を

この時期、蒸し暑さからシャワーで済ませてしまうことも多くなりますが、入浴はゆっくりと湯船につかり、心も体もリラックスさせましょう。疲れもストレスも解消されて、睡眠の質もよくなります。

体が温まり筋肉がほぐれている入浴後には、マッサージを。特にふくらはぎは、「第2の心臓」と言われ、足にたまった血液を心臓に戻すポンプの働きをしているため、ふくらはぎのマッサージは、足のむくみだけでなく全身の血行促進に役立ちます。

基本は、足先からふくらはぎ、太ももと、心臓方向へ向かって優しくマッサージすること。また、太ももの付け根やひざ裏のリンパ節も刺激してあげるとリンパが流れやすくなり、余分な水分や老廃物の排出を促してくれます。

■むくみに効く食材

むくまない体づくりには、バランスのいい食生活も重要です。ビタミン、カルシウム、ミネラルなどは自律神経の働きを整える作用があります。

栄養素の中でむくみ解消に効果的なのは、カリウムです。ワカメやホウレンソウ、芋や豆類に多く含まれています。むくみが気になる方は、積極的に献立に取り入れてください。

また、カリウムは、アボカドやキウイなどの果物に多く含まれています。アンズやバナナなどのドライフルーツは、食物繊維や鉄分も多く含んでいるので、ヨーグルトに混ぜるなど、いろいろ工夫してみましょう。

てるてる坊主

梅雨の体調不良は、適度な運動、バランスの取れた食事、質のよい睡眠など毎日の規則正しい生活と、自律神経を整えることで改善することができます。今の生活習慣を見直して、疲れにくいスッキリした体を手に入れましょう。

  • LINEで送る