二の腕のブツブツの正体は?

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5月も終わりに近づいて、そろそろ衣替えの時期。これから半袖の服を着る機会も増えてきます。

半袖の服

そんな時に気になるのが二の腕のブツブツ。ザラザラとした肌触りから「サメ肌」と呼ばれ、その見た目やザラつきに悩み、精神的なストレスを感じている方も多いようです。

ところで、このブツブツの正体は、いったい何なのでしょうか?どうしてできるのでしょうか?

その正体やできるメカニズムを探り、二の腕のブツブツを悪化させない対策や改善法、予防法について考えてみました。

ブツブツの正体は皮膚疾患

二の腕のブツブツの正体は、多くの場合「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」または「毛孔角化症(もうこうかくかしょう)」と呼ばれる皮膚疾患です。

毛穴に角質が詰まり、丘疹(きゅうしん)と呼ばれるブツブツが肌にできる症状で、触るとザラザラしています。色は、肌と同じ色の場合が多いのですが、赤みを帯びることもあります。

一般的に若い女性に発症しやすく、特に思春期に多く見られます。20代以降は年齢とともに軽減し、早ければ30代で自然に消えていくこともありますが、年齢を重ねても治らずにいる方も少なくありません。

ブツブツの正体が皮膚疾患と聞くと不安になるかもしれませんが、毛孔性苔癬または毛孔角化症は、そのまま放置しておいても健康上に大きな問題はなく、他人に感染することもありません。痛みやかゆみなどの自覚症状もほとんどありません。

とは言え、ブツブツ、ザラザラした二の腕だと、人の視線が気になるもの。半袖やノースリーブの服を着たくても諦めたり、カーディガンなどの羽織モノで隠したり。ついには外出を控えてしまったり・・・。

身体的な影響よりも精神的なダメージが大きく、コンプレックスやストレスとなって多くの女性を悩ませています。

どうしてブツブツができるの?

では、どうして二の腕にブツブツができてしまうのでしょうか?

二の腕のブツブツは、ターンオーバーの異常によって発症します。古い角質が剥がれ落ちずに肌の表面に溜まり、それが毛穴に詰まってふさぐことで肌が盛り上がり、ブツブツした丘疹ができてしまうのです。

また、遺伝やホルモンバランスの乱れ、アレルギーや肥満などの影響で発症するとも言われています。

いずれにしろブツブツができるメカニズムを考えると、滑らかで美しい肌を取り戻すためには、ターンオーバーを正常化することが大切です。

やってはいけないNGケア

見ても触っても不快な二の腕のブツブツ。「少しでも早く治したい」との思いから、ついやってしまいがちなのが次の2つ。

1.お風呂でゴシゴシこする

気持ちはわかりますが、力任せにゴシゴシこすると、皮膚を傷つけて炎症や色素沈着を起こすことがあります。また、洗いすぎによる乾燥も症状を悪化させる原因になります。

体を洗うタオルやスポンジは、ナイロンタオルなど刺激の強い素材は避け、たっぷりの泡でやさしく洗い上げてください。

たっぷりの泡

2.ブツブツをつぶしてしまう

痛みやかゆみなどの自覚症状もなく、ニキビのように炎症を起こしてないからと言って、ブツブツをつぶしたり中身を出すのはNGです。無理につぶすと皮膚を傷つけて炎症を起こしたり、ニキビ跡のようにクレーター状になり色素沈着することもあります。

また、気になるからと言って触りすぎると、肌に刺激を与えて知らず知らずのうちにつぶしてしまうことがあります。手の汚れも移りやすくなるので注意しましょう。

二の腕のブツブツを改善&予防するためには?

寒い時期には服に隠れ、人目に触れることのなかった二の腕。そのため日々のお手入れを疎かにしていた方も多いのではないでしょうか?

ブツブツができてしまった肌もきちんとお手入れすることで、ブツブツが改善されたり、これ以上の悪化や新たな発症を防いでくれます。

1.保湿ケアで肌を乾燥させない

肌が乾燥するとターンオーバーが乱れ、古い角質が肌に残ってブツブツが悪化しやすくなります。お風呂に入るときには保湿性のある入浴剤を使用したり、湯上がりにはボディローションやクリームなどでしっかり保湿したりしましょう。

お風呂

保湿ケアを丁寧に続けることで、乾燥による肌トラブルを防ぎ、トラブルが起きてもすぐに立て直すことのできる肌が育ちます。

2.血行を良くして、ターンオーバーを整える

血行不良もターンオーバーを乱す原因の一つです。冷えや運動不足などで血行が悪くなると、体内に老廃物が溜まり、新陳代謝が悪くなります。

これからの季節は気温が上がり、「体の冷えは心配ない」と思いがちですが、暑くなるとクーラーや冷たい飲み物などで思いのほか体は冷えています。入浴時にはしっかりと体を温めてあげましょう。また、入浴後は、運動不足解消も兼ねてストレッチなどを行うとより効果的です。

ストレッチ

3.症状がひどい時は皮膚科に

長期間ケアしていてもブツブツが改善されなかったり、かゆみや炎症を起こしているのなら皮膚科を受診して専門医に相談することをおすすめします。

間違ったケアを続けて悪化させると、色素沈着や跡が残る可能性があります。気になる場合や症状がひどい時には、早めに受診しましょう。

医師の診察

二の腕のブツブツを改善するには、ターンオーバーを正常化させることが何より重要です。これまでの生活習慣を見直し、正しいスキンケアを毎日丁寧に続けること。

その日々の積み重ねが、人前でも自信を持って出せる滑らかな肌へと導いてくれます。

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